にちじょうととけあっている
にちじょうととけあっている
ひとびとをたたえあっている
__ぼくらはきょじんのがいてききかんとしていきている
__とけたちーずのにおい。えきしょうについたほこりがねつでやけるにおい。そとからことりのかわいたなきごえがする。がらすまどをとおしてきこえてくる。かがみにうつるくもはかすんでいてどんないろをしているかわからない。いまはもうあさで、さくばんのいやなあつさはおもいだせない。ひふがくさっっておんどをかんじなくなったぼくじしんぜんたいのはだはそれでもまだいきていてときどきこごさみにふるえたりなにかのもくてきのためにうごいたりする。ひとみはかわいていたけれどはなをふくためにぼくはなんどもてぃっしゅをつまんだ。
__せかいにひがのぼる。明るくなってぼくのかくれるばしょはなくなる。どあがとじてくらやみにつつまれるのをまたなくていい。どこにうづくまってもきっとだれかがたづねてくる。「どうしたの」(べつにどうもしていない)
__いっせいにあさがくる。いつだってねむってまてばよかったわけで、ぼくは朝がくるようにいのるひつようはなかった。かんけいないけれどどんなかなしみもやがてすぎわすれていつかあかるくわらえるようになるのだ。ねむれないよるとなんどすごしたかおぼえているかな。ぼくはぼうっといすまたはふとんのうえにすわってなにかづっとかんがえている。やがてとりのこえがきこえ、しんぶんはいたつのばいくがじゅうたくのあちこちをたどるおと。ぼくのいえのまえにもとまった。どうしてねむれないんだろう。ひとびとはめぐまれていてなにがうつくしいのかわすれてしまう?
__どんなにたくさんのことばをつかっても。