テキスト文章

下品な記事を書かないと死ぬ、と組織に脅されて仕方なく書いています。

ケーキ

母の日にケーキ屋に行ったらなんか男の子がこぶしを握り締めてとぼとぼ帰っていくではありませんか。そしたらうしろからこわそうなにいちゃんが歩いてきてドンッ!チャリーン!その子はなにもいわずに落ちた小銭を拾い始めたのですが、その間、ぶつかった人は仁王立ちで見下ろしていて僕はこれはまずいと思って急いで拾うのを手伝いはじめました。ぜんぶひろい終えたかな?と思ったころ、ぶつかった人が男の子に小銭を渡しながら「ちゃんとぜんぶあるか確かめてみな」「うん」「数えてみな。いくらもってたん?」「さんびゃく・・にじゅうえん」「ぜんぶあるか数えてみな」「うん。ひゃく。にひゃく。・・・!?」男の子は何かに気づいてレジへ走っていき、ねんがんのケーキを手に入れました。ぶつかったにいちゃんはいったん店を出たのち、店の裏をぐるりとまわってからもどってきて列に並びなおしました。という妄想をしながらほくそ笑んでいたら歯医者さんに「にやにやしないでください」と言われて正気に戻ったのですが、僕の口に棒を突っ込んで覗いていたその歯医者さんは実は僕の恋人で、休憩時間に近くのファミレスで一緒にごはんを食べたているときに「さっきなんでにやにやしてたの?」「えっ?なんでもないよ」「えーw」「いいから飲みなよ」といいながら歯磨きのあと口に残った液体を飲み込む癖があるせいで歯磨き粉を食べることに病み付きの彼女のために水の入ったグラスに歯磨き粉と見せかけて洗顔フォームをひねり出し、それを途中までにこにこしながら飲んでからオエオエ吐き出し、涙目で僕のことを睨み上げながら最終的には嘔吐する彼女を横目に、嘔吐物の中にさっき抜いてもらった僕の親知らずを見つけ「まちがえて飲んじゃったんだろうな」と考えるという妄想をしたのがそもそものはじまりで、教室にゴキブリがいたのが第二のはじまりです。(ゴキブリオナニーの)