テキスト文章

下品な記事を書かないと死ぬ、と組織に脅されて仕方なく書いています。

地下鉄

何らかの複雑な機械がなんらかの目的を達成するために活動しており、その活動の際に生じる様々な音のうち少なくとも一種類がいつも聞こえていた。ときどきバサ、バサとというビニール製の袋か何かがひらひらするときになるような音がどこか上のほうで鳴っている。太いパイプのような金属の長い棒状の物体が格子状に配列された天井近くの物体Aと天井との間の、物体Aにボトルか何かで固定された本を読むにはやや物足りない照明、一般の家庭やショッピングセンターでは使われていない大きさで蛍光灯以外の名前は思いつかないがおそらく蛍光灯以外の正しい名前が存在していると思わせる巨大な蛍光灯がその上部を覆う廃材を加工して作ったとしか思われないなさけない金属片によって暗闇に支配を譲ったなにかよくわからないものがごちゃごちゃしている空間Bの、よくわからないが何らかの目的で作られた突起部分に偶然引っかかった憐れなビニール製の袋か何かが風に吹かれてひらひらしているのだろう。そのビニール製の袋状の物体を人間に喩えるとすればビニール製の袋である時点ですでに現状より優れた未来ははじめから存在しなかったといわざるを得ず仮に運よくそのなくそうと思ったらなくせただろうと思われる目的不明の突起部分が突然前衛的な自制活動を始めて微視的束縛から解放されたとしても鉄板か何かを切断したときに余った端っこの巨大な蛍光灯の上部を覆う金属片にでもするほか使い道がない変な形の切れ端とかで作られたと思われるようななさけない金属片によって遮光された空間Bのなにやらごちゃごちゃしたなんのためにあるのかよくわからないパイプのような棒状のものがさてドッカーン!どっかーん!というような様子だ。僕がまだ小さくて背も低くて真っ直ぐ立ったときの頭部が自転車のサドル部分に相当したころにできた自動車道を